家庭用据え置きゲー市場がスマホゲー市場の1/3になった理由
家庭用ゲーム機市場は約2200億円、
スマホゲーム市場は約6500億円、
これがそれぞれの年間売り上げ規模らしい。
その差、約3倍です。
個人的には今後もこの差は埋まらないと考えています。
家庭用据え置きゲーがスマホゲーに追いつけない理由
現状、家庭用ゲームとスマホゲームで売り上げ規模が3倍くらいあるというのは上述しました。
1、そりゃあでかいパイの方に参戦するでしょ
これだけの差がある中で、各ゲームメーカーは市場規模が小さい方に参戦するでしょうか。
完全に家庭用を切り捨ててグリーみたいなソシャゲ専門になるゲームメーカーはないでしょうけど、
力の入れ具合の按分は変わってくるはずです。
2、そもそもゲーム機自体が売れていない
ソフトが売れるためにはハードが売れてないとプレイすらできないので売れるはずがありません。
PS4に至っては130万台しか売れていないので、
過去のように、何百万本売れる環境というのがそもそも整っておらず、不可能なのです。
3、家庭用で発売されるゲームはナンバリングのものが多い
きょうび完全新作シリーズのゲームが発売されるのは珍しくなっています。
なんとかかんとか3とか⚪︎⚪︎改とか…
シリーズもののゲームが最新機種のゲーム機で発売されているものがメインとなっています。
さて、そういったゲームを今の子供達がこぞって購入するでしょうか?
やはりナンバリング系のゲームのメイン購入層は、1からやっている古参のユーザーだと思います。
なので、ナンバリングにたより続ける限りは堅実にある程度は売れるでしょうが、かつてのような大ヒットはあり得ないとおもわれます。
4、ナンバリング発売頻度が遅すぎる
開発が後回しになっているのか、
最新ゲーム機のクオリティに合わすため開発期間が伸びているのか…
最新作の発売のスパンが長くなっている傾向にあります。
その間に固定ファンは確実に離れていっています。
特にPS初期からやっていた人たちはもういい大人です。
発売しないうちにゲームをやる習慣からはなれてしまい、ゲームをやらない生活が根付いてしまっています。
そういった人たちをいくら昔大好きだったゲームの続編が発売されたからって、ゲームをやる習慣に戻すのはなかなか困難だと思われます。
以上のことから家庭用ゲームはなかなか売れず、手軽に休憩時間や空き時間にできるスマホゲームが今後も市場を占めて行くことが予想されます。